You Must Remember This
 赤いバラにはトゲがある 第13話 (writer:Peter Lefcourt   Director:David Warry-Smith )
 このエピの見所はずばり 「スナック菓子を袋ごと食べるディーフ」でしょう。(笑) ディーフィー、ハンバーガーをはじめジャンクフードにはまりまくり。
では、ディーフは置いといて・・・このエピはレイのロマンスが中心です。彼のロマンティストな意外な一面が覗けます。
またフレイザーの隠された愛が語られていることにもご注目。さあこの辺から具体的にVS「恋に落ちたフレイザー」への伏線が始まります。
愛する人を逃がすレイ、義務と法に忠実がために捕まえるフレイザー。恋愛についてもこの二人は正反対・・・・
ご存知、映画「カサブランカ」の主題歌「時の過ぎ行くままに」の歌詞からとったこの題名。愛するがゆえに別れる・・・それも恋愛の一つなのねっレイ。

Episode Guide
ある土曜の夜晩、フレイザーは駐車違反の男ボーディンに注意をするが、男は逃走。レイはその車に発射、命中するが、別の車がレイをはねる。
レイを助けたスザンヌにレイは一生ものの愛のサインをキャッチ。でも実際はねたのは彼女でありしかもボーディンの相棒であった。
ボーディーンの車の中からは大量の武器が見つかり、フレイザー達は張り込み捜査をはじめる。
2人を捜し当てたレイとフレイザーだが、またしてもスザンヌはレイを狙って発砲、逃走する。ついに犯人を捕らえたレイだったが・・・

この題名
「You Must Remember This」というのはハンフリーボガードの永遠の名画「カサブランカ」の主題歌の歌詞の一部です。
「カサブランカ」は愛している女性を愛しているがゆえに逃がす・・・たとえその愛が実らなくても・・・。そんな切ないラブストーリーです。
レイの一途な恋愛はまさにこの歌詞にぴったり。レイもフレイザーも思い込みが激しいタイプなのね。実は。

Music 
WHY'D YOU LIE? (フレイザーとレイが犯人を追うシーン、レイがスザンヌに再び殴られてしまう) 歌詞が意味深


Character Sketch
ディーフェンベーカー
ィーフ、ジャンクフードをひたすら食べまくってます。しまいにはフレイザーからも見放される始末。
* たとえジャンクフードにはまってもヤるときはヤる!ディーフ仕事キッチリです。

☆フレイザー
やたら法にこだわる 消火栓の近くにチョット止めただけなのにこだわりまくり。この法に忠実すぎるのがヴィクトリアとの悲恋に繋がったのよね(泣)
現在読んでいる本は紙幣の透かしに関する本 つまんなそうー。「一人で?」っていうイレーンの突っ込みがいいわ。
*ポーカーをよく知らない             
ロイヤルハウスという手はなんじゃい?あー私が個人レッスンしてあげるわ〜(オイオイ)
*昔好きだった女性がいたことを告白     
しかしレイは聞いちゃぁいない・・・・・せっかく勇気ある告白なのに・・
*三角測量法など土木部門にも強い      
さすがマルチなフレイザー。今回も野性的知識を活かしまくり。
*小指を立てて線をひく              
これはフレイザーというよりはポールの癖でしょうか。コップを持つときも小指を立てている・・・

☆レイ
愛のサインを感じるらしい             まーなんてロマンチスト!今回はレイの名言ラッシュですネ。
*恋愛にはまると自己を見失うタイプ     
完全に自分の世界に入ってしまっています。
*6ヶ月前にフられたばかり      

*理想はショートパジャマにXマスマフィン  
さりげないレイの憧れが語られています。


☆ヒューィ刑事
*地球上に一緒にいたい女性は200万人いて、女性に会うたびにこの女性は何番目か考えているらしい
うわーっ。意外な一面だわーヒューイ刑事(笑)

☆ルイス刑事
*結構付き合った女性は多い。家が肉屋の彼女がいて遊びに行くとポークローストの臭いがしみついた。

☆イレーン
フレイザーのプライベートに興味津々   フレイザー!サインを何でわかってあげないのぉ?

Quote

 気になるシーンの引用です。     (4つ)

Ray:Who are you?   Suzanne: Long story.
Ray: Stay.         Suzanne: I'd like to.

Suzanne: What happened?
Ray: It's a long story. You need an ambulance.
Suzanne: No. Stay. Stay.
Ray: Love to.
実は原語の long sotry がめちゃめちゃ気に入っちゃいました。雰囲気いいわぁ。かっこよかぁ(何故か鹿児島弁?)

レイが路上で跳ねられ介抱されるシーン
レイ    「君、誰?」       
スザンヌ 「長くなるわ。」
レイ    「一緒にいて。」     スザンヌ 「そうしたいけど」

いきなり場面飛びます。ボディーンの車が転覆したシーン。
スザンヌ 「何があったの?」   レイ 「いろいろさ。救急車を・・・」
スザンヌ 「いいえいて」       レイ 「そうしたいけど。」

見事にセリフが重なっています。(原語はとくに) 出合ったときと同じフレーズを言うなんてきゃーロマンチックだわぁ〜レイ(はあと)



カットされたセリフ
Huey:You gonna raise Fraser?
Fraser:
Well I'm just wondering if I should. Perhaps you could refresh my memory. Does a straightbeat when they are all the same kind?
Huey: Not even in Canada.
ヒューイ 「フレイザーレイズする? 
フレイザー 「忘れちゃったから思い出さないと・・・たしかストレートは同じ柄が揃っているとき勝つんだよね〜」 
ヒューイ「カナダでもそうゆうルールではないぜ」

フレイザー 単にポーカーを知らなすぎてルールを確認するシーン
みんなでポーカーをやっていて最終的にフレイザーが勝つのですが実はこんなシーンがカットされていました。よってルイス刑事は騙されてしまったんです。

フレイザー ポーカーハンドの強弱がまるでわかっていない。
どうもフラッシュっていう名前も知らないらしい。
この天然ボケのセリフから誰だってフレイザーはストレートを持っていると思うわよねーーー。でも彼実際はフルハウスを持っていたんです。

とんだポーカーフェイスでした!


Ray: Why can't I meet some nice young thing that's crazy about me? You know, someone who wears shorty pajamas and makes me muffins at Christmas time. Is that too much to ask?
Fraser: What exactly are shorty pajamas?
Ray: Oh, don't ask. You're better off. Me. I gotta fall for some hit-and-run driver who works for a stolen weapons dealer. Go figure.
Fraser: Go figure what?
Ray: It's an American expression, Fraser. Don't you think it's about time you picked up the lingo?

原語:
レイ「お前は恵まれているよな。俺なんか当て逃げした悪の手先に夢中になっているんだから。想像してみろよ。」
フレイザー「想像するって何を?」
レイ「これはアメリカ表現だよ。」


フレイザーとレイ 車でボーディン達を追うシーン

レイ     「何で俺のとこには若くてかわいい女の子がよって来ないんだろうな短いパジャマ着てX'masにマフラー編んでくれるような子 それって贅沢か?」
フレイザー 「短いパジャマって何?」
レイ      「お前はもてていいよな。俺なんか自分を当て逃げした悪の手先に夢中になっているんだから。まったくお笑いだよ。」
フレイザー 「笑えないよ。」
レイ      「笑わそうと思って言ってんじゃないよ。そろそろ俺のトークに慣れろよ。」

レイのさりげない理想が語られています。35にもなってかわいいこと考えているのねそれにしても短いパジャマって何?」と純粋にツッコむフレイザーがおかしい。  ココはNHKさんの訳に大爆笑!。「まったくお笑いだよ。」のレイに「笑えないよ。」とマジに受け取るフレイザー。 もうわかってあげてください。よけいレイを傷つけているよ。この人。原語はもうちょっとやわらかにおっとぼけのフレイザーになっています。それにしても冗談の通じない友には同情するわ、レイ・・・。



Ray: That's it, Fraser, that's the sign.
Fraser: What is Ray?
Ray: The look. She left me, but she left me for the wrong reason. She loves me.
Fraser: But she's gone.
Ray: Well that's what's right for us. Maybe some day it won't be but now it is.
Fraser: But you might never see each other again.
Ray: Exactly. That's what we need - ridiculous odds and just a speck of hope that someday we'll beat them.
Fraser: I can't say I understand that, Ray.
Ray: Well of course you don't! You aren't too swift at this stuff, are you, Fraser?
Fire your entire clip

レイが最後ホテルから去っていくーン

レイ     「間違いない。ありゃアレは合図だ。」
フレイザー「何のこと?

レイ     「彼女が俺のもとを去ったのにはわけがある。愛しているんだ。」
フレイザー「でも行っちゃったんだろ。
レイ     「今はそれがベストだからさ。今はお互い離れているのがお互いのためだ。」
フレイザー「二度と会えなくても?
レイ     「会える見込みはほんのわずかだ。それが俺たちに似合っているんだ。」
フレイザー「僕には理解できないな」
レイ「お前には無理だ。男と女の駆け引きには全然疎いからな。」


カッコよいよぉ〜レイ〜。愛しているけれど別れる。わずかな望みを胸に秘めて・・・くうぅ〜男らしいっ!"はんふりーぼがーど"のようざんすぅ。フレイザーもこーゆー愛し方ができればねーぇ。ビクトリアなんかにひっかかんなかったのにぃ。恋愛に関してはレイのほうがオ・ト・ナ

それにしても 車で来て歩いて帰るのが不思議でした。レイ・・・。




勝手な感想

これで、わかりました。レイがなんで「恋に落ちたフレイザー」でずぶずぶハマリまくっているフレイザーの気持ちを理解しているのか・・またアイソをつかさなかったかも。レイもそーだったからなのね。二人ともお互いを理解しているところが美しいわぁ。フレイザーもレイに対して全然批判的なセリフを言わないところがいいです。キスされて頭を打たれて倒れているレイに対してしゃがんで同じ目線で話を聞くフレイザーの優しさがステキ。
そうそうフレイザーぁ、細かい作業を車でやるのはよしてください。車に弱い私は見ているだけで酔ってしまいました。(小指をたてて線ひくのも困るなぁ・・・)

フレイザーがせっかく過去のせつない恋愛経験を告白しているのに寝てしまっているとはレイ・・・でもちょっとほっとしているようなフレイザーの表情でした。

このエピはすごく美しい決めセリフが多くロマッチック仕立てになっているのに、ディーフがコメディにしてしまっています(爆)



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