They Eat Horses,Don't They?  カナダ先住民の知恵 

 このエピの見所はずばり ディーフの「ドーナツ」パクンのシーン でしょう。(笑) かわいかった〜!
では、ディーフは置いといて・・・見所としては、フレイザー&レイがフリーザーに閉じ込められたシーンやレイのにぎやかファミリー総出演ってとこでしょうか。
またゲストに「アスペン」(原題:Aspen Extreme)でポール・グロスと共演した
テリー・ポロが出演します。さわやかな乗馬デートが見られます(^_^)
その他 昔のアメリカテレビやフレイザーのナンパ英会話が聞けたり盛りだくさん。個人的にヒットのエピです。
 サントラに入っている音楽がお気に入り!

Episode Guide
レイとフレイザーがスーパーで買い物をしているとき中米出身のマルガリータと出会う。
彼女の息子は食中毒で熱を出し入院することに。
医師は不衛生のためだと決めつけるがフレイザーは得意の嗅覚でスーパーの肉の異変を発見する。
独自の捜査から野生馬の無断ルートをつきとめるが・・・・。
Shooting  Locations
フレイザーとステファニーが朝乗馬をしたところ   Colborne Street (behind King Edward Hotel) from Yonge to Church
トロント 地下鉄KING駅近く めちゃくちゃ街中、証券会社や銀行が多い場所です。
この
エドワードホテルというのは結構老舗でトロントでも宿泊料金が高い

Character Sketch pictures
ディーフェンベーカー
レイドーナツを一口であっという間に食べてしまうシーンが最高!!かわいすぎる。この頃からジャンクフードにハマってきたのね。
*レイとあまり息の合っていない散歩に爆笑。(ちなみにチノック君ですね。このワンちゃん)。
*乱闘シーンではディーフの襲撃も見れます。(それにしてもディーフ、フレイザーにステイと言われてもいつもステイできないのね(笑))
*ディーフのお眠りシーン。なんでフレイザーのベッドに寝ているの????

☆フレイザー
相変わらず女性の前では冷静さに欠けます。早朝デートに誘われたシーンで窓枠に2回も頭をぶつけてしまうところがかわゆい☆
*時間を正確に計ってしまうところ
(ここに入ってから19分、およそ37分だとか。)からも几帳面さというか物事に細かい性格が出ています。(A型か?)
*北国で育ったのはわかるけれど死ぬ寸前まで凍っているのにすぐガンガン動けてしまうのには何故?                  
*チンピラ殴る前に「Good Evening」律儀なフレイザー(笑)
*人種差別もせずに接する優しさがいいです。

☆レイ
レイ、今回も楽しいセリフの連発です。
*レイってテレビっ子ですね。昔のテレビ番組名が出てくる、出てくる。
*寄生虫が肩にとまったときのパニックぶりが笑えました。
*肉に包まれながら、情けない声で「ふれいじゃぁ〜」というのがかわいかったです。

Quote

 気になるシーンの引用です。


RAY:
It’s my cell phone. I keep it on me twenty four hours a day.
LORRAINE: Imagine, meeting someone over broccoli



RAY:
Oh, no, you’re putting beef in your nose! Stop that!
最初のスーパーマーケットのシーン

レイ:携帯の番号いつでも好きなときにかけてきて
彼女:面白い人ね ブロッコリが縁なんて
このシーン原語ではレイのセリフが「これボクの携帯。24時間持っているんだ」となります。ずっと持っているんだったら何故冷蔵庫に閉じ込められたときにかけないんだレイ??とすごく疑問に思ってしまいました。電波が届かなかったのかな?でもトライもしなかったぞ。

二人ともスーパーで買い物以外のことに夢中。それにしてもアイスの中に顏をつっこんで恍惚となっているフレイザーには笑いました。
あっそれから、肉のパックを勝手に切ってもどすなよぉ フレイザー



Doctor:
Ffrankly, I think we’re dealing here with a woman from South America, who’s used to a different level of hygiene…I had no choice but to make the call, both to protect the children and the hospital.
ow's it going.
Fraser:
El Salvado.


マリオの病院先で


ドクター:はっきり言って南米の人たちは我々と違って衛生観念のレベルが違う。子供たち病院を守るために児童相談所に連絡した。
フレイザー:エルサルバドル

このシーンは南米とドクターが言っているけれど、この家族は中米だよっとフレイザーが忠告しているんですね。思わず、場所を地図で確認してしまった(~_~;)


Ray:
No! No! Ma! That was evidence!
Ma:
What am I gonna do for dinner?

Fraser:
I'm afraid I was too late to get a specimen


Ray:
Ray: You know -- this-this meat could be everywhere. Hi, it's Vecchio. Yes, Mrs. Gomez,
he's right here.
Fraser: Hello Miss--We'll be right there.
Ray: We'll be right where?!?!


ベッキオ家 風呂場にて
 

このシーン。面白すぎィ〜。レイがシャワーを浴びているのに平気でみんな入ってくるんだもの。レイママ、なんでお鍋を持ち込むの??もう声出して笑ってしまいました。またお鍋の中身いきなり全部トイレに流してしまうし・・。

こんなドタバタの中でレイの携帯が鳴るんですが、レイってば彼女を期待して急によそ行きの声(笑)。でもゴメスさんだったのよネ。
吹き替えでは
フレイザー:すぐに伺います。
レイ:こんなカッコではいけないよ

原語では 「
We」 私たちはと言っているんですね。レイがタオル一枚だというのに、フレイザーってば一人でいかないでレイも連れて行く気なんだ(笑)
                                             


Ray:Hey! Your deaf wolf ate my Jelly Doghnut!
Fraser: He doesn’t like doghnuts


シカゴPD27分署     ディーフドーナツ スナッチシーン!

原語ではドーナツに「ジェリー」がついています。
※ これはゼリーではなくてジャム。ディーフが食べたのはジャムドーナツと判明
                                      


Ray
:Yo, Sergeant Preston! Sergeant Preston!
I bring news from the trading post!


Ray: Great. I'll get the car, you say goodbye to the Babe.
Fraser: Babe? Oh you mean...
Ray: Yeah.
Fraser: Why, there's nothing between us.
Ray: Yeah, I'm sure.
Fraser: I barely know her.

Ray: That's the guy who did it.
Fraser: How do you know?
Ray; He looks like um...that actor.
Fraser: What actor?
Ray: Well you know how Barnaby Jones you can always tell the bad guy because he's played by that actor that you see a lot.

馬のオークション会場  レイがフレイザーを見つけ呼ぶシーン

吹き替えでは「フレイザー」と普通に呼びかけているんですが原語では、「サージェントプレストン」と何やら不思議な名前で呼びかけています。実は昔の騎馬警官のドラマ名だったんです。詳細はこちら

レイ「車回すから彼女にお別れしな」
フレイザー「誰?」

レイにそう言われて後ろの知らない人にまで「何もないんだ、ホントだよ」と言い訳しているフレイザーがおかしい。必要以上に潔白を証明しすぎ(笑)
この後、ステファニーに業者のことについて質問するのですが彼女はナンパと勘違い。フレイザーなんだかわかっていない・・・・。


テレビドラマに良く出てくる悪役に似ているからっていう理由から犯人を推測するレイ。プロの刑事とは思えない・・・・(苦笑)
実際はこのテレビドラマのことを
Barnaby Jones と言っています。
詳しくはこちら


※ このオークションのシーン、オークションのアナウンサーがスゴイ!

Fraser:
Exactly. So uh, you come here often? No I didn't mean it like that. What I meant was uh it's an unusual place. Not that there's anything wrong with that.

Stephanie
Cabot: Race?

早朝乗馬デートのシーン  

フレイザー「それじゃあこの辺はよく?いあやそういう意味じゃないよ・・」
   「変わった場所だ。別に悪いとは言ってない。」
彼女「信号まで競争よ。」

ここ全然、わからなかったでんです。なんでフレイザーがそんなにアセったのか。何が気まずかったのかなって?
これ原語だと
you come here often?と言っていて立派なpick-upラインつまり「ナンパ決り文句」なんです。フレイザーナンパ用語を言ってしまったのでアセったわけなのネ(納得)。

Fraser: Don't talk, Ray. You're expending body heat.
Ray: I'm going to freeze to death inside My Friend Flicka.
Ray: Fraser:
Fraser: Yes Ray?
冷蔵庫に閉じ込められるシーン  

レイ「野生馬に抱かれて凍死するんだ」
この野生馬のことを実際は「My Friend Flicka」と言っています。
これも実際あったアメリカのテレビ番組名でした。詳細はこちら

ぴったりと体をくっつけ合って温め合うか、肉を体に巻くかでレイが選んだのは後者でした。
このあと脱出してからフレイザーはレイを拳銃の弾除けの盾にしてしまうんです。フレイザー、それで友達か???
☆ 結局、最後にゴメス一家はフレイザーのアパートに引っ越してきます。でもこんな治安の悪い場所でいいのかな〜。
  またフレイザーはステファニーに次の朝もデートに誘われていました。うーん、その後どうなったんだろう????


おまけ

サージェント プレストン   
1955年に放送されていた騎馬警官の物語。日本でも1960年代に「警察犬キング」で放映されました。
日本名でもわかるようになんと犬を連れています。しかも設定が実は狼。またユーコン川が舞台です。画像はこちら。

バーナビー ジョーンズ Barnaby Jones
1973-80年に放映された、探偵ドラマ。息子を殺された元私立探偵が職務に復帰し再び名探偵振りを発揮します。

名馬 フリッカ MY FRIEND FLICKA

1880年代のモンタナ、馬牧場を営む一家の父ロブが息子ケンにフリッカという馬を与えます。
様々な困難や騒動を乗り越えて行くケンと最愛の馬フリッカ、そして周りの人たちとの心温まる交流を描いたドラマ。

エピの題名の由来は?
W&Eさんとこのサイトによると ヘンリーフォンダのエアロビ映画 1969 Sydney Pollack "They Shoot Horses, Don't They?"
じゃないかとのこと。まあ内容は全然関係ないんですが、このエピの途中でトニーが「ヘンリーフォンダ!」と言っている箇所
があるので、そこからライターさんがひらめいたのではないのかしらん・・・とはさんたの予想。

日本語の題名の由来は?
フレイザーがイヌイットの話を2つ語ります。えっと日本語対訳が人気があるので(っと勝手に思っているらしい)
長いですがここで紹介しましょう。

フレイザーの机の上の本は?
"Spirit of Solitude". BERTRAND RUSSELL の本です。.

Fraser: I learned it when I was a little boy. About an Inuit warrior named Nakook who became terrified of another warrior from a neighboring village. So terrified that he decided to abandon him home and run and every night he would build a small hut to stay in. But each of these one-night homes was weak and he didn't have the time to make them strong and so when his enemy finally found him, Nakook had nothing to protect himself and he was lost.
フレイザー 「小さいころ聞いた話です。ナクックというイヌイットの戦士があるとき対立する隣村の戦士を怖くなってついに家を捨てて逃げ出しました。夜毎に小さな小さな小屋を立てる。一夜の仮住まいは弱く補強する暇も無かった。だから敵に見つかったとき、ナクックは自分を守れずに負けてしまう・・・・」
この後彼はこう続けます。
「逃げていけない。大丈夫力になります。正義はきっと勝ちます。約束します。」

ということで逃げても何も解決しないということを子供フレイザーが学んだようですね。
Fraser: You know Ray, the Inuit have ways of dealing with extreme conditions. Ruling out cannibalism, we have two options.
Ray: I can't wait to hear this.
Fraser: The first is close body contact. We hug each other tightly, exchanging body heat. That should give us ten minutes.
フリーザーに閉じ込めれて死ぬ〜と騒いでいるレイに向かってフレイザーが提案します。

フレイザー「イヌイットは極限状態で生き抜く術を知っている。人肉を食うことを除いて方法は二つだ。」
レイ「期待できそう?」
フレイザー「一つは体を密着させること。ぴったりと抱き合って熱を交換し合えばさらに・・・10分。



Paul・Haggis(プロデューサー)のコメントより
彼の製作した22話の中で、あまり成功しなかったと思うエピソードは?という質問に、このエピだと答えていました。
ちなみにもう一つは Wild Bunch (ディーフェンベーカーの恋)。   
(Santa そーかな〜?私は両方とも大好きなのに.。)
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