シカゴの休日 前編 第9話 (writer:Jeff King&Paul Haggis Director:Paul Lynch)
このエピの見所はずばり 「意見するディーフ」でしょう。(笑) それにしても出番が少なかった(泣)
では、ディーフは置いといて・・・見所としては、ポール・ハッジス脚本のヒッチコックを意識した物語の展開です。くわしくはこちら
また怪しい人たち満載のS&Mバーは必見! さすがハッジス 音楽の選曲も最高!!
Episode Guide
ある日シカゴに来たカナダ外交官の娘クリスティーナの護衛をフレイザーは任される。しかしクリスティーナは隙があればフレイザーから逃げ出し夜の街へ。そして見知らぬ女性からマッチ箱をカバンに入れられてしまう。そのマッチ箱は刺殺されたギャングの取引相手が書いてある重要なリストであった。
その後クリスティーナは犯人たちに狙われることに・・・・。
※このタイトルは「ローマの休日」から来ているそうです。お姫様が勝手気ままに振舞うということで・・・。
Shooting Locations
ホテル トロント 外観:ミッドタウン“パークプラザホテル” 中のインテリア:ユニオン駅近く ロイヤルヨークホテル($279〜$369)
デパート Holt Renfrew, 50 Bloor Street West (カナダに10店舗あるチェーンのファッション専門のデパート)
Music
NEON BLUE(イントロの曲) *Holly Cole,(sue SOUTH サウンドトラック Volume 1 ※Amazon.co.jpで購入可) 素敵な曲です♪
BUTTERFLY WINGS(S&Mバー) *Machines of Loving Grace, "Concentration"
Character Sketch
☆ディーフェンベーカー
*ディーフ フレイザーの独り言につまらなそうに答えて終わり。出番なさすぎ〜(泣)
*オペラをユーコンで見たことがあるらしい。
*フレイザーがディーフに話し掛けるようになったのは氷河の上で暇つぶしからだったことが判明。・・・ひどいわ
☆フレイザー
*フレイザーはディーフにしか威張れないらしい
*R.C.M.Pの正装が見れます (首紐なし、正装用ベルト、白い皮手袋、乗馬用ブーツ)
*婦人用トイレを覗きます。かなり勇気ある行動に拍手・・・
*さすがフォーマルシーン。完璧なBritish English の連発。
*またもや車の屋根にのります。 スタント無しのポールの演技に拍手・・
☆レイ
*フレイザーにいいように使われています。 でもなんだかんだ言って面倒見ちゃうのよね。
*犯人の女にビンで殴られる。そのとき時計をとられてしまう。
*ルイス&ヒューイ刑事たちと一緒に張り込み。すごい煙に肺がん寸前。
Quote
気になるシーンの引用です。
☆ Fraser: I only started talking to you on the ice flow out of sheer boredom. Now you've got an opinion on virtually everything. フレイザーがディーフに話し掛けるようになったのは氷河の上での退屈しのぎだったらしい。一体どういういきさつで二人っきり氷河の上にいることになったのかしら? |
アパートで身支度中のフレイザー フレイザー 「そもそもお前に話し掛けるようになったのは退屈しのぎのためだ。それがいちいち意見するようになって・・・・」 フレイザーディーフにかなり威張っています。ディーフにしか威張れないらしい・・・。それにしても身支度が念入りね。かなり身だしなみには気を使うタイプ。チェーック!彼のブーツに注目!乗馬用の超正装ブーツです。ここまでわかっていてどうしてベルトを忘れる??ツメが甘いぞフレイザー!それともレイに届けさせたかったのかしらん?? |
☆ Fraser:: : I'm afraid I'm going to have to ask you to break the speed limit. |
クリスティーヌをタクシーで追いかけるシーン お金を運転手に渡すところ フレイザー 「制限速度を超えてもらうしかないようです。」 このときの差し迫ったようなフレイザーの表情と小山さんの真剣なお声が超マッチ!なんか笑えました。 |
☆ Taxi Driver: Fine, then I drive thirty per cent slower. Fraser: Alright. Just keep it steady. Hold this would you? 英語版ではお金ないなら30%速度落とすと言っています。 Fraser: Bonjour Mush Cava? Fraser: Hello ma'am. ココイチ押しの爆笑シーンです。 女装した男性に対して全てフレイザーは女性の最高尊称 ma'amをつけて呼ぶんです。 おかまでも一応女性 敬意を払います。 ☆ Fraser:Would anyone here happen to have a pair of handcuffs? [everyone offers] Thank you. . ※やっぱりWould you ですか(笑) |
フレイザー,タクシーの屋根に乗り移るシーン まず運転手に帽子を持っていてもらうように頼みます。何をするのかなーと思えばタクシーの屋根に登ってしまうんです・・・。その後帽子を返してもらって再び被るんですが・・・・ きちんと帽子の前後を確認して被ってる(笑) もうこんな緊急時に身だしなみはいいっつーの・・・信じられない。^_^; フレイザーとクリスティーナ S&Mバーに潜入 フレイザー 「こんばんわ ムッシュ。」 「こんばんわ どうも。 」 フレイザー、いちいちバーの怪しい客に愛想よく挨拶してます。フランス人コスチュームの人にはフランス語で挨拶します。(笑)またセーラー服を来たオカマ男性にウインクされて お礼言ってます。ったく フレイザー、エディーに手錠をかけるシーン フレイザー 「どなたか手錠を持ってらっしゃいませんか?」 周りの人、みんな手錠持ってます。さすがS&Mバー。 |
☆ |
フレイザー、潜入捜査でレイに見つかるシーン。 レイに見つかって、フレイザー瞳パチパチ。もう最高にかわいい!フレイザーヤバイっていう意識がまるでありません。 レイのまるで信じられないって顔がいいなぁ。 フレイザー捕まってなんだかハイテンションです。不思議な世界に入って密かに楽しそう・・・。 レイ 「うるさいなぁ。お前なんか知らないよ。」 レイ、完全に他人のフリ。もー おかしいよぉ(^○^) |
☆ |
ルイス刑事が取り調べをしているシーン ルイス 「名前?」 捕まった人「クィーンエリザベス」 ルイス 「く・い・−・ん・ず・・・」(ワープロ叩く音) ヒューイ「ルイス!」(首を振る) ルイス 「名前?」 捕まった人「サド公爵」 ルイス〜しっかりしてくれぇ。サド公爵っていう名前マに受けてます。ヌケてるコンビっぷりが出ていて いいなーこのシーン。(笑) |
☆ |
レイ、ウエルシュ警部補に友達を見逃してもらうように頼むシーン ウェルシュ 「見逃せと?」 レイ 「はい」 ブラインド越しに 手錠をかけられたフレイザーがニコニコして手を振ります。もう(溜息) フレイザー脳天気なんだから・・。(はぁと) |
☆ HouseKeeper: Goodnight Mrs. McGuffin. Mrs. McGuffy: Goodnight Deary マクガフィン 「おやすみ マクガフィンさん」 部屋係 「おやすみ」 |
ホテルの掃除係り、ゴミを捨てるシーン この女性の名前は マクガフィンMcGuffinさん はいはい、一個目のキーワードが出てきました。ヒッチコックの謎解きの仕掛けとして導入される秘密のことをMcGuffinと言うのです。ここからマッチがいろんなところに転々と行きます。そしてゴミが焼却場に落ちたときのボードにも注目してくださいませ!!! |
☆ Fraser:Could you follow that bus please? . こんなときまで丁寧 could you とは(苦笑) フレイザー 「あのバスを追ってもらえますか?どうも」 小山さん演技すごーい。息が切れているお声がすごく合っています。「か?」の後にフレイザーの白い息が出るんですが、タイミングどんぴしゃ!実力感じました。 |
フレイザー、ホテルから抜け出したクリスティーナを追うシーン こんな奴いるかぁ?っていうシーンでした。(車道ずっと走っている・・・。) 赤い観光バスを追いかけるのですが、乗ろうとして転んでしまいます。そのとき帽子が落ちるんですが・・・。そうなんです。 フレイザー ―(マイナス )帽子 = 死の危険 ということで今回も危うし! でもトラックのフロントに飛び乗ってセーフ(笑) 次の場面ではきちんと帽子被っている、なんだんだ君は・・・ |
☆ このエピは英語の表現も面白かったんです・・・気になった英語表現はこちら☆彡
おまけ
MacGuffin(マクガフィン)って何?
アルフレッド・ヒッチコックの用語です。特にサスペンス映画で観客の注意を引きつけたり、プロットの論理を作動させたりする仕掛け、あるいはプロットの一部を指します。主にギャング逹が目の色を変えて追いかけてくる大変な品物とかハラハラドキドキのサスペンスのきっかけになる品物が多いようです。今回はマッチがその役割でした。視聴者はずっとこのマッチの行方を追いかけていくことになりましたね。
脚本家ポール・ハッジスはこれを意識しているゾッ!っと「MacGuffin マクガフィン」という言葉を3箇所に散りばめます。
その1) クリスティーヌのホテル客室係 の女性(マッチをゴミ入れに入れる) 名前が「MacGuffin
マクガフィン」
その2) ホテルの焼却場のホワイトボード 作業を終えて帰宅しようとするとき |
MAC | GUFF | IN とホワイトボードがなっています。
その3) デパートの警備員の名前 「MacGuffin マクガフィン」 (シカゴの休日後編)
※ 奥が深くて感心しました(溜息)
見ーつけた
★ベスさん登場
クリスティーヌのホテル客室係(Beth Amosic)さん 「An Invitation to Romance ロマンスへの招待状」でも清掃係をやっています。
Back