回転寿司篇
by dottenbaker さん

とある回転寿司店にやってきた3人と一匹。
"お客さん、犬は困ります"と店員。
"いや、彼は犬ではなくて狼なんです"と答えるフレイザー。
"・・・ますます困ります"。
そこへサングラスをかけながら"オレにまかせろ、こいつぁな盲導犬ならぬ盲導狼なんだ"とレイ。
"そんなの聞いた事ありませんよ"。
"カナダにゃいるんだよ。お上にさからう気か?"
ブツブツ言う店員に案内されボックス席へ。(通路側と逆の)席の横を皿にのった寿司が流れて行く。フレイザーとその隣(通路側)にディーフ、向かい合ってレイとイレーン。

"これどうやって注文するんだ?"とレイ。
"食べたいメニューの横の番号をテーブルにあるキーで入力して、その番号の皿が来たらとればいいのよ"とイレーン。
"すげぇな、オイ"と驚くレイ。フレイザーは通路を通りディーフに驚く人にいちいち"どうも"と挨拶をしている。ディーフは首を斜めに伸ばし、次々と流れて行く皿を見てしきりに首を左右に振っている。

"TORO"って何だ?とレイ。
"マグロの刺身で・・・"と説明するイレーン。
"サシミって生なのかよ、そんな野蛮なのは食えねえ。それでフランチェスカはパスしたんだな。わざと黙ってたに違いねえ!"。
"野蛮と言うのは偏見だよ、レイ。立派な文化であり、以前はイヌイットの事をエスキモー、つまり生肉を・・・"と説明しだすフレイザー。
"分かったからよせ、すきっ腹に響く。何か別のにする。FUGUってのは?"。"ヒューイのことよ"とイレーン。
"TAKO・・・"。"あんたよ"。"からかってんのか?"と怒鳴るレイ。
"いいから私に任せなさい。代わり刺身じゃないの選んであげるから!"と怒鳴り返すイレーン。"タマゴとエビとカッパ巻き・・・"
"いまカッパつったろ!知ってるぞハゲの怪物だろ!やっぱりからかってやが・・・"

その時、次から次に食べ物が消えてしまうと勘違いし、パニックになったディーフがジャンプ!
しかしコンベアのせいでバランスを崩してどって〜んと転倒。ワー!キャー!ディーフ!そのまま皿を撒き散らしながら流されて行き、店内は大混乱!

BGM:”STOP THE ROCK” APOLLO440
カメラがコンベアにズーム。一枚の皿が流れてきて停止。そこにはKitKatが。”Have a break, have a KitKat♪”

場面かわって厨房。ほっかむりにエプロン姿のレイが皿を洗い、ほおる。それを受けとって磨くステットソンと(赤い制服の上に)エプロン姿のフレイザー。”レイ、洗う時のコツは・・・”。”うるへぇ!”。
再び場面かわり店の前。変な寿司形のカブリモノを頭に着けてビラを配るイレーン。そして赤い斑点のピエロの帽子と衣装、赤いボール鼻をして、首から看板をぶら下げたディーフ。キュ〜ン!

End

(2004年7月)


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