Starman  「なぞのフィアンセ」第34話 (writer:Jeff King Director: Malcolm Cross )
 このエピの見所はずばり 「ダイエット中のディーフ」でしょう。(笑) ディーフィーそれでも食べまくっています。
では、ディーフは置いといて・・以前レイの車と休暇をめちゃめちゃにした嘘つき青年イアンの登場です。
今回もレイとフレイザー振り回されています。

※ 関連エピ 第1シーズン第16話「親切心があだになり」
 天性の大嘘つき青年イアンが嘘の証言をしたためにマフィアに追い掛け回されるはめになったレイとフレイザー。
結局イアンを助けるためにレイは自分の愛車を自らの手で爆破してしまいました。
またマイアミでの休暇もぱー。よってレイはイアンのことをよく思っていませんでしたね。

Episode Guide

嘘癖のある青年イアンが助けを求め、フレイザーとレイのところにやって来た。フィアンセが求婚中にエイリアンに連れ去られたというのだ。フレイザーはレイを説得し真実を追究するために捜索にイアンと出かける。聞き込みを続けた結果、彼女が陸軍に勤務しているらしいことを突き止め、基地に赴く。無理やり侵入した彼らは軍に捕らえられてしまう。

※ このエピは映画「Starman」をヒントにしたとか。Starmanのストーリーは「銀河系のはるか彼方から一人の宇宙人が地球を訪れた。
そして、若い未亡人ジェニー・ヘイドンに助けられ、彼女に愛の結晶を残して自分の星へと飛び去った。」というものです。
エイリアンが出てきたり愛の結晶という部分がちょっと似ていますね。

Character Sketch

ディーフェンベーカー
*ダイエット中                         相変わらずジャンクフードあさっています
*観光ツアーの婦人に気に入られる          I love his dogと言われていました
*フレイザーの帽子をくわえる
軍に捕らえられたとき、最初は何も口にくわえていなかったのにいつの間にフレイザーの帽子をくわえたの?

☆フレイザー
言いにくい話は仮定として話す 前置きが長い 小心もののフレイザー、ダイレクトにレイに言えません
おばあちゃんのよく言った格言を引用する     
物事を見かけで判断してはいけない 「don't judge a book by it's cover」 この格言、レイは時代遅れだと言っていましたね。NZの人に聞いたら
あまり若い人は使わないとか・・・・

*後悔しながら生きるのは愚かだと思っている 
だから「恋に落ちたフレイザー」でヴィクトリアの後を追っかけてしまったのね・・・でもあれは愚かだったよ → フレイザー。


☆レイ
不平たらたらでも結局付き合ってしまう   面倒見がいいそういうところが好きよ
*ブラッド・ピットはハンサムの代名詞だと思っている。
*ハイネックのセーターとジャケットがかっこいい 
レイ、第2シーズンになって渋いわ〜カッコよさに磨きがかかってます

Quote

 気になるシーンの引用です。     (5つ)


Fraser: You know Ray, every piece of the puzzle that doesn't fit, it just gets us closer to finding that piece of the puzzle that does.
Ray: Well thank you grasshopperbut I have other business to attend to.

直訳:フレイザー「いいかレイ、全てのパズルのピースが合うとは限らない。それはより近いピースを見つけるためのヒントになるんだ。」
レイ「有難う グラスホッパ-さん でも俺は他に仕事があるんだ。」
フレイザーとレイの取り調べ室前での会話

フレイザー  「99% 嘘だとわかっていても残り1%を聞いてから判断すべきだよ。」 
レイ      「じゃあお前が聞いてやれ。俺はそれほど暇じゃない」
フレイザ   「あー、そーだね。」 

ココの会話、みんながすごく面白いっ!て話しているのですがさっぱり面白さがわかりません。どこがおかしいの〜? 実はレイのセリフの中の「grasshopper」がおかしいとか。(原語) これ当時北米で流行っていたドラマ「燃えよカンフー」で出てきた決めゼリフだそうです・・・・う〜ん こーゆーところは日本人にハンデですね(涙)




Fraser: . GREAT TURTLES...
.
Turtles ってS がついちゃうのね(笑)亀がたくさん〜

Fraser: Oh I didn't see any signs consistent with prolonged drug use aka 'track marks' and Ian hardly seems the type to need help to escape from reality but perhaps we should ask him.
直訳:フレイザー「麻薬常習者である いわゆる “トラックマーク(痕跡?)” が見当たらないようだ。彼は現実から逃避するのに薬は必要ないタイプだ。」

※ 両手でVサインみたいなジェスチャーは?
英語圏の人たちが使うジェスチャーでQuotation、略してクォートと呼びます。会話のなかで何かを強めたいときや日本語で言う、いわゆる− に近い意味を表現するときに使います。” ”を指で表しているんです。日本語だと「  」に当たるかしら? ちょっとかわいいジェスチャーですよね
取調室、イアンの腕に虫刺されの跡を見たフレイザー

フレイザー  「あれ?あれは何だ?亀だ!」 

フレイザー、なんでいきなり亀なんですか〜(笑)

レイ      「彼ヤクやっているのか?」 
フレイザー  「いっさい無いよ。"クリーンそのものさ"。
もともと現実離れしているから薬の必要はない。」 


イアンのこと"もともと現実離れしている"っていうのが笑えるぅ〜。ナイスな分析だわフレイザー





Bob: let me guess CIA right?
Fraser: No. Royal Canadian Mounted police, Constable Benton Fraser
Bob: Where's your horse.
Fraser: Well I don't have one. I have a wolf if that will help you any?
Bob: You ride him?
Fraser: No, he's deaf.

直訳:ボブ「おまえそれに乗るのか?」
フレイザー「いいえ彼は耳が聞こえません。」
モーテルの外で看板を塗っているおじさんとフレイザーの会話

ボブ     「おまえCIAか?」 
フレイザー「いいえ カナダ騎馬警察のベントンフレイザーです。」
ボブ     「馬は何処にいる?」 
フレイザー「馬には乗りません。」

ボブ    「それに乗るのか?」  (横にいるディーフを指して)
フレイザー「いえ乗りません。」 

おじさーん。ディーフに乗るわけないでしょっ。考えればわかるじゃん。(爆)
これ原語版も面白いんです。「彼は耳が聞こえません。」じゃ回答になってないっつーの フレイザーってば!。(笑)



Fraser: When Ian When did she tell you? You see she didn't tell you anything. Now I would imagine that you're afraid to find out but your alternative is that you live the rest of your life wondering now we will find Audrey and when we do you can ask her for yourself.

謙虚なフレイザー 自分のことではあまりwillを使わないのにね。彼の優しさってウソじゃないんだわっ!

フレイザーがイアンを説得するシーン

フレイザー「いつそう言った?何も言っていないんだろ?真実を知るのが怖い。そうだろ?でもこの先死ぬまで後悔して生きるのは愚かだ。
一緒にオードリーを探そう。  彼女の口から直に答えを聞こう。」

フレイザーのいつもながらの心に訴えかけるようなセリフがジーンとくるわ〜。また小山さんの語りが素晴らしいんです。ほんとに心配しているって感じで・・・・。こんなに親身になってもらったら誰だって抱きつきたくなっちゃうわよ。フレイザーありがとうって! でもあまりにも強いハグにフレイザー困惑してましたね。「もういいよ」とか言っているし(笑)
Ray: Well I ain't driving back in that bus.
Ian:Fraser will.
Ray: I'd rather hitch hike.
Fraser: And risk arrest?
Ian: You've already been arrested.
Ray: Shut up
Ray: And you next time you ask me a hypothetical question.
Fraser: Yes.
Ray: The answers no.
Fraser: That makes no sense Ray, hypothetically
最後フレイザー、レイ、イアンが基地を去っていくシーン

レイ「誰が運転してかえる。」   イアン「フレイザーがやるよ。」
レイ「歩いてかえる」        フレイザー「逮捕されるぞ。」
イアン「もう逮捕されている」    レイ「黙れ。」
フレイザー「レイ。」
レイ「今度仮定の話を持ちかけてきたら答えはNoだ!」
フレイザー「それってナンセンスだよ。仮定だろ?」

レイ、フレイザーの仮定の話にもうこりごりって感じです。それにしてもフレイザーの運転をレイは信用していないなー。
ヒッチハイクの方がまだましですか(原語版より)(笑)

Trivia

イリノイ州 ロズウエル
イアンがオードリーと出会ったこのロズウエルという町ですがこの地名「ニューメキシコ」にあるロズウエルという場所からとりました。ここは1940年にUFO出没で有名になりました。

オードリー役の女優さん
Audrey McKenna 役の Amanda Tapping ですが海外ドラマ「ロズウェル」に出演しているとか。うーん狙ったのかなぁ?
        

勝手な感想


最初のフレイザーとレイの会話が可笑しかったです。仮の話だけど妙に真実味のあるフレイザーの問いかけが(笑)
フレイザーって人を第一印象で判断しないのが相変わらず彼のいいところですね。人を信じよう信じようとしている姿勢が好きです。イアンの「母への忠誠心」に心打たれたフレイザー、本当に親身になって考えてくれるんですよね。

何度も書いてしまいますがイアンを説得するフレイザーの小山さんのお声がほんとうにいいんですよね。フレイザーの優しさがにじみ出ているんです。(うっとり〜)

印象に残ったのは人間、嘘をつくのには何か真実が隠されているということ・・・イアンにもきっとウソをつくには何かしら背景があったのでしょうね。イアンは確かに嘘つきでしたがそのウソがお年寄りに夢を与え元気のパワーを与えていたということに安堵感を感じました。それに気づいてフレイザーが優しそうにバスの中で微笑んでいました。

不思議に思ったのがオードリーの態度です。まさか最後の場面で指輪をもらってしまうとは・・・・
あんな大事な指輪、普通とりあえず返すと思うんですが・・・・うーんイアンに見込みはあるのでしょうか???

                                                                  

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