「悩める兄妹」第29話 (writer:JMichael Teversham Director: George Bloomfield )
このエピの見所はずばり 「具合の悪いディーフ」でしょう。(笑) ディーフィー、元気が無いです。
では、ディーフは置いといて・・・フレイザーは新しい上司にいいように使われすっかり振り回されています。
一方レイはどういうわけか署長に全く好かれていません。どうも二人とも女難の相ありかも。
そんな中、二人が独自の捜査をはじめます。久しぶりフレイザーの「いい人」ぶりが発揮されたエピでした。
Episode Guide
高級コールガール組織のマダムは顧客名簿をネタにジョンソン上院議員をゆすっていた。ある晩、議員のボディーガードは彼女を殺し顧客名簿の電子手帳を手に入れた。しかしその手帳を子供のスリ、アンディにすられてしまう。同じ晩サッチャー警視もアンディにブローチをすられてしまった。彼女はブローチ探しをフレイザーに命じた。一方レイはマダム殺しを担当したいが署長に気に入られず担当させてもらえない。よってフレイザーとブローチ探しをすることになった。フレイザーは容疑者アンディを見つけ出し、アンディが男に命を狙われていることを知る。独自の捜査を進めていくうちに二人はマダム殺しの犯人をつきとめる。 |
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このエピ「The Promise」は幼い兄妹がスリをして稼いだお金で将来ワイオミング州に行こうっと約束していたことから来た題名です。
"we got to go together. Look, we promised."と馬車のシーンでアンディがフレイザーに兄との約束のことを語っています。
またフレイザーもサッチャー警視とブローチを探し出すことを約束します。("I
promised the Inspector Ray"とレイに言っています)
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Character Sketch
☆ディーフェンベーカー *病気で元気がないです。 フレイザーー、ディーフに冷たすぎ〜もっとかわいがってくださいっ! *サッチャー警視の犬が死んでしまったことを聞いていてギョッとする ディーフちょっとあせっています |
☆フレイザー
*交通ルールに捕らわれすぎてなかなか車を止められない
*ラテン語も知っている
*人を第一印象で判断しない
*汚いところに入っても汚れない
*子供の頃おなかが空いて左足の靴をゆでて食べたことがある
*女性に不意をつかれると動揺する サッチャー警視が部屋に入ってきたら足をぶつけまくっていましたね
☆レイ
*オニール署長に気に入られていない
*鼻声で話すことがある
*第一印象を大事にする
*フレイザーのお陰で24着スーツを駄目にした
*フレイザーの「ふ〜ん」という声が嫌い
*検事に友達がいる あの気の強いルイーズ女性検事のことでしょうね。
☆ヒューイ&ルイス刑事
*取り調べだかくどいてんだかわからない
*ヒューイ刑事 マートル・ビーチが好み I prefer Myrtle Beach to Martha's Vineyards. どうも観光地の話らしい
*ルイス刑事 ブランドに詳しい? Tell me, is that blouse from the gap? そのブラウスってギャップ?
*ルイス刑事ホームレスの格好が似合う
Quote
気になるシーンの引用です。 (3つ)
Fraser: You're babying yourself, you know that. Now it's only going to make the situation worse. Ray: Ah leave him alone. He's sick. Fraser: Ray he is my wolf. I believe I know what's best for him. Ray: How would you know what's bast for him. You haven't been sick a day in your life. Fraser: I most certainly have. Ray: With what? Fraser: Various childhood illnesses. Ray: Such as? Fraser: The usual. Ray: Could you be a little more specific? Fraser: Pink eye. Both of them. Swelled up like watermelons. Ray: Pink eye. Fraser: Alright. Suit yourself. Ray: Yeah. My heart's bleeding for you. You know I hear that pink eye can be fatal. Fraser: In the North? Most diffenently. |
レイとフレイザー 車の中から出ないディーフに向かっての会話 フレイザー 「自分を甘やかせ過ぎだ。それではちっとも良くならない。」 レイ 「病気なんだろ?」 フレイザー 「僕の犬だ。君は黙っててくれ。」 直訳:「レイ、彼は僕の狼だ。 僕は何が彼にとってベストか知っているんだよ。」 レイ 「冷てーな。病気になったことがないんだろ。」 フレイザー 「何度もあるさ。」 レイ「例えば?」 フレイザー 「子供のころよく・・・。」 レイ「何だよ?」 フレイザー 「ふつうの病気。」 レイ「名前言ってみな。」 フレイザー 「流行り目。両目とも西瓜のように赤くなった。」 レイ「流行り目ネ。それはお気の毒さま。命にかかわる病気だな」 フレイザー 「カナダではそうだ。」 フレイザーの「犬」発言にドキっとした方は多いんではないでしょうか?私も耳を疑いました。第2シーズンは「狼」を「犬」っと訳されているところが多いですね。ディーフ活躍どころがあまり無いからかしらん(泣) フレイザーは今まで流行り目しか病気になったことがないのでしょうか?すごい体力の持ち主だわ。流行り目と聞いて満足したレイの表情がいいです。 |
Fraser: I promised the Inspector Vecchio: You promised her. The same woman who's been trying to get you fired for weeks. Does the word sap mean anything to you Benny? Fraser: Of course it does, Vecchio: It's from the Latin Sapire. Vecchio: It is? Fraser: Don't be a sap Ray. Vecchio: You don't really know Latin. Fraser: [speaks some latin] Vecchio: Ah you're making that up ここ密かに英語版スッごく面白いですね。ほんとにSapireってそういう意味なの?レイがでたらめ言っているって思ってもおかしくないですよね。 |
フレイザーのラテン語 レイ「ついこの間までお前を首にしようとした女(サッチャーのこと)だぞ。Sapって言葉知っているか?」 フレイザー「もちろんラテン語のサピレから来た。」 レイ「ほんと?」 フレイザー「お人よしって意味だろ?」 レイ「お前ラテン語もできるのか?」 フレイザー「ベネスケレラテマスデバラス・・・・なんちゃらかんちゃら。」 レイ「よくでたらめ言えるな。」 ここ前から何て言っているか気になっていたのです。どうやら本物のラテン語だそうです。 "Bene scire latinas litteras difficilicum est." 意味は「ラテン語文学を習得するのは難しい。」 ふふふ、さりげなくフレイザーってばレイに自慢していたのですね |
Ray: Oh My God. You're not gonna put -- don't put that -- Fraser: I'm just smelling it Ray. Ray: Like there isn't enough to smell in here you have to dredge something up from the sledge. Fraser: A carrot! Ray: What? Fraser: It's a carrot. Ray: Alright great. It's a carrot. Just drop it. Fraser: Hmm, it's fresh too. ポールの「ウン」って声が本当に食べているみたいで"ぎょえ〜"でしたっ。もうフレイザーってば! Ray: You ate it?! Fraser: Ray calm down. Ray: Do you know how many suits of mine you've ruined? Twenty-four perfectly good Ray: Does dirt not stick to you? Were you scotch guarded at birth? 直訳:「何着お前にスーツを駄目にされたことか。24着は軽いな。」 「お前汚れた? お前、生まれつきスコッチガードだったか?。」 |
地下道に潜ったレイとフレイザーの会話 レイ 「うわー嘘だろ。何だよ! 何やっているんだ、まさか口の中に?」 フレイザー 「臭いを嗅いでいるだけだ。」 レイ 「何もわざわざ拾って鼻先まで持っていかなくても十分匂うだろうがっ。」 フレイザー 「人参だ。」 レイ「何?」 フレイザー 「人参。」 レイ「わかったから早く捨てろ。」 フレイザー 「ウン。新鮮だ。」 レイ「食べたのか?」 フレイザー 「レイ落ち着けよ。」 今回のツボです〜。レイってば文句言いながらもフレイザーの後をついていくのよねーいつも。それにしても人参!フレイザーってばまさか食べちゃうなんてっ!!小山さんの「人参だ」と嬉しそうな声に爆でしたっ。阿藤さん、ほんとに焦っている声がうまいわ〜。声裏返ってますし(笑) 「落ち着けよ」 って言われても落ち着けませんわ(>_<) レイ 「お陰でスーツを何着駄目にしたことか。20着はくだらねーな。」 レイ 「どーなっているんだ?何でお前だけ汚れないんだ?」 駄目にしたスーツの数を数えているとは・・・確かにフレイザーといると汚いところによく連れてかれていましたよね〜。また何故かフレイザーだけいつもキレイでしたよねー。レイはいつもそれを不思議がっています。 |
Trivia
サッチャー警視のブローチってそんなにいいものなの? フレイザーに探させたブローチなんですが「デマントイド」(Demantoid)といってガーネットのグループに属する緑の強く透明度の有る石です。 ドイツ語でダイヤモンドのように強烈なと言う意味があるのだそうで、よくスペルを見ると何やらDiamondのスペルに似てますね。気になるお値段なんですが、良いもので1ct 10万円弱だとか。警視のブローチ大きかったですよね〜。全部デマントイトとしたらスゴイ値段ですっ。フレイザーが必死になって探すのも無理ないかな〜?プレゼントらしいですが誰に貰ったのかしら?原石の 画像はこちら(リンクフリーらしい) ズールとかタンガニカって何? フレイザーがTATOO屋さんに入ったとき「ズールとかタンガニカの影響」と言っていましたね。よくわかりませんでした?どなたかご存知の方教えて下さい。ズール族とかタンガニカ族っていう民族がいるのでそこから来たんでしょうかねぇ??? ワイオミング州とかアクラビクって何処? 兄妹がワイオミング州に行こうと計画していましたね。場所なんですがこちらです。結構シカゴから遠いです。 フレイザーが都会だと言っていたアクラビクなんですがイヌヴィクのすぐ隣まちです。 人口700人でホテルや一般商店が建ち並びます。地図はこちら |
サッチャー警視もオニール署長も変わった人物でしたね〜。フレイザーもレイも困惑しまくっていました。第2シーズンDSに出てくる女性はほんと強いです。サッチャー警視は真面目なフレイザーをちょっともてあそんでいるようにも見えます。今後の展開が楽しみです。 今回フレイザーらしいシーンに馬車のシーンがあります。子供を差別無しに一人の人間として接し、一生懸命話を聞くところがステキです。いつも思うんですがこーゆーときの小山さんのお声がホント穏やかでたまらなくいい感じなのです。Paulのこもりがちな声より合っているのよね(sorry→ポール ^^;) でも鈍感な私は原語で見て気がついた場面もあります。フレイザーが手綱をアンディ(女の子)に手渡したタイミングについてです。 あの場面、アンディが兄との約束やファミリーのことを話していて感極まって涙声になっていたんですよね〜。それでフレイザーが元気づけようと手綱を渡したんですね。あーなんて彼って"気が利く&優しいのぉおお"♪ でもちょっと疑問もあります。 馬車から降りるところでアンディに「それで何が欲しいの?」て聞かれて「世界は広いんだよ」っとさりげなく僕は何も見返りは求めてないよっっっと言っていましたよねぇ。BUT じゅうぶん取調べして情報得ていたと思うんですがねぇ 犯人の…・(イジワルですか?→私)。 |