* Detevtive Vecchio

流行の服に身を包み、都会慣れしたスキルで犯罪を解決していくレイベッキオは本当に彼の仕事に対してひたむきである。レイはイタリア系大家族で育ち、今は家族とともに住んでいる。彼のひらめきやアンオーソドックスな捜査方法はフレイザーと対照的である。この二人のコンビネーションが事件解決に結びつく。彼はフレイザーを親友として大切にし彼のためなら命を賭けてもいいと思っている。

* Lieutenant Harding Welsh

フレイザーがレイと非公式のパートナーになって以来、ウェルシュは27分署を管理していくのが余計難しくなったと考えている。レイとフレイザーの捜査方法に彼はときに驚き、ときにイライラする。だが検挙率アップの功労を認めている。フレイザーを彼の部下の一人だと思っている。

* Cancelled

S1はカナダ、外国で成功したにもかかわらず、アメリカ本土では今ひとつだった。何故なら時間をコロコロ変えたりときには違う番組に差し替えたりしたからだ。当然のことながら1995/1996秋のラインナップからははずれた。だがCBSは思い直し17の新しいエピソードを作るように要請した。そんな中プロダクション側に衝撃が走った。デビッド・マルシアーノがレイ・ベッキオ役を続けて演じる気がないことを明言したのだ。デビッドは経験の無い素人刑事のように演じるように強要されることに同意できなかった。レイ・ベッキオは15年の経験がある現実の刑事がとてもするとは思えないことをときにしなければなかった。デビッドはプロダクション側にそれについて提言した、しかしそれは聞き入れてもらえなかった。 ポール・ハギスはベッキオのイメージ像がありそれに固執し、意見を曲げなかった。

ハギスがエグゼクティブプロデューサーを降り、ジェフキングらがその役についた。彼らはデビッドの提言に寛容だった。そして、デビッドのキャラクターだけではなくドラマの方向性も変わってきた。



シーズン2 Canges:

S2は「Northさんざんなバカンス」でスタートする。(概要略) このエピの中でフレイザーはふと考える"Why is it we always have to get our man?"と。一方レイはアルマーニに隠れて見えなかった彼の才能を見せる。due SOUTHはとりわけこのエピでその本領を発揮する。そして全セカンドシーズンのトーンをセットするエピになった。
S2はポールとデビッドのキャラが同等の真のアンサンブルドラマになった。
フレイザーとレイのキャラはシーズン1の愛らしい部分を残し、さらにキャラに深みを持たせていく展開になっていった。

* Continuing Success

due SOUTHライターチームはポリスストーリーに道徳とヒューモアを上手くブレンドして 堅実で想像力に富む作品を書き上げていった。
(Witness,Bird in the handの概要は略)
The Edgeでは暗殺者に裏をかかれて自信を失くしているフレイザーをレイが陰で支えた。
(これは私、気がつきませんでした。)
(Duelは略)
Some like it Redではフレイザーが鬘を被り、ハイヒールを履いて美術の先生、ミスフレイザーとなって潜入捜査をレイのためにした。1996/3/23のTVガイドでポールグロスは不満をこぼしている。「靴が痛いよぉ。僕はコルセットをしなくてはならない。もう息ができない。男性は一度は女装するべきだよ。そうすれば女性が経験することがわかるようになるから」


NEXT

3

BACK