聞き手 |
怪我しているわね。額の傷はどうしたの? |
ポール |
飛行機がクラッシュしたんだ。今撮影中で4日間 「Elora Gorge」というところにいるんだよ。
フレイザー父の山小屋を直そうと2人で向かったら、搭乗した飛行機に犯罪者がいた というストーリーなんだ。 |
聞き手 |
dueSOUTHを私、全部見たけど、よく死にかけてたわね。 |
ポール |
僕は防弾チョッキマンだから死なないよ。 |
略 |
聞き手 |
ディーフ役の犬の名前はディーフェンベーカーなの? |
ポール |
皮肉にもリンカーンなんだ(どっちも大統領の名前なので二人とも 笑う) |
聞き手 |
ディーフは本当に耳が聞こえないの?本物は聞こえるんでしょう? |
ポール |
うん、聞こえるよ。彼は抜け目のない俳優だよ。 |
聞き手 |
ディーフ役の犬と一緒に撮影するのは楽しい? |
ポール |
彼はノーザンハスキーなんだ。12時間も文句言わずにカートをひっぱるよい子だよ。(略) |
聞き手 |
第1シーズンの撮影は大体どこで行ったの? |
ポール |
全部トロント。多少はシカゴでとったものがあり、取り混ぜてあたかもシカゴのようにしたんだ。 |
略 |
(ちょっと品がない?質問なので飛ばしました)
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聞き手 |
あなたの子供について聞かせて。何歳なの? |
ポール |
5歳になる女の子ともうすぐ2歳の男の子がいるよ。彼は破壊の天才だよ。 |
聞き手 |
5歳の女の子はあなたの番組を見るの? |
ポール |
うん。もう彼女はディーフに夢中でなりきっているよ。僕が15時間の撮影を終えてウチに帰ると、ドアのところで臥せって吠えて、僕のところを舐めて来るんだよ。 |
聞き手 |
彼女、番組を理解しているの? |
ポール |
彼女流に理解しているみたい。撮影場所に2、3回来たけれど、とにかくディーフと遊んでいたよ。だからディーフ 見たさに見ているじゃないのかな。彼女の好きなエピは全部ディーフが活躍しているものだし。(私と同じだわ・・・・・) |
聞き手 |
あなたは舞台で劇もやっているけれど、劇とテレビとどっちが好き?. |
ポール |
テレビは今や娯楽の主流だけどいろいろ要求が多くて大変だよ。 |
聞き手 |
でも舞台は毎晩毎晩おんなじことの繰り返しで大変そうだけど。 |
ポール |
舞台は2、3時間で終わりだけれど、テレビの撮影は1週間に80時間なんだよ〜大変だよぉ。
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略 |
(ちょっと品がない?質問なので飛ばしました )
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聞き手 |
あなたはすごく礼儀正しく演じているけど実際に演じていてどんな感じがするの? |
ポール |
撮影場所に行ってフレイザーを演じるのはまるで心理治療に行くように感じるよ。あーゆー完璧な人間を演じると実際のボクの悪い部分が見えてきてしまうんだ・・。 (相当苦痛だったでしょうねぇ) |
聞き手 |
本物の騎馬警官はあなたのことどう思っているか知っている?. |
ポール |
最初はこの番組を止めるように言われたんだよ。でも次第に理解してくれるようになって、しまいにはボクは歩く人材募集ポスターになってしまったよ。 (ここのポールの表現が可笑しいです。I'm a walking recruiting poster)
たくさんの手紙を本物の騎馬警官からもらったよ。みんな優しかったし、この番組のことを誇りに思ってくれていたみたいでうれしい。なかには「そんな仕事はしない」ってマジなものもあったけれどね。 |
聞き手 |
あなた歌もうたうのよね。 |
ポール |
とっても楽しいよ。作曲も大好きで2分あれば書けるんだ。俳優業より全然、楽だな。 |
聞き手 |
ハリウッドに行こうと考えたことはある? |
ポール |
ロスにいたことがあるよ。でもすぐ戻ってきてしまった。ロサンゼルスは好きではないんだ。なんか灰色な感じがするし、あの無機質なハイウエィが苦手で。だから今、ボクはここにいるんだ。 |
略
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聞き手 |
騎馬警官としての訓練は受けたことがある? |
ポール |
残念ながら無いんだ。役を演じる前に随分考えたよ。いろいろ調査もして悩んだよ、どうやって演じればいいか・・・。でもこれは寓話だから本物の騎馬警官らしく無理して演じることはないって最後には思ったんだ。 |
聞き手 |
あなたは車の上に載ったり、ナイフで刺したり、飛び降りたり過激なことをやっているけどそれって自分で演じているのそれともスタント? |
ポール |
僕がやっているんだよ。たまにはスタントだけど。ほとんど自分でやっているよ。 (すごいわ) |
聞き手 |
そういうことするの好きなんだ。 |
ポール |
面白いよ。だいたい安全だし。それにそんなに集中することも無いんだ。頭も使わないよ。いい刺激かな。 |
聞き手 |
ところで今 Northの撮影中だけど何を撮っているの? |
ポール |
あっ。そうだった。もう時間だ。行かなくては。 |
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このあとどんな場面をとっているのか話します。かなりネタばれなので省略。ーーーーになってしまうんです。彼(涙)
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聞き手 |
今度は友情の話になるけれど、カメラの向こうだと役者は夫婦役にしろなんにしろ段々お互いを知るようになり愛情も芽生えるものよね。あなたの場合はどう? |
ポール |
僕も徐々にそう感じるよ。僕にとって彼(デビッド)はエイリアンだよ。ニュージャージー出身だからまるで共通点がないんだ。でもね一緒にずっといると好意を感じてくるよ。やだなって感じるときでさえもね。僕たちは仲よくやっているよ。番組を見てくれてるとわかるんじゃないかな。. |
聞き手 |
家族としてディーフとも長く過ごすわよね。。ディーフ役のワンちゃんバカなの?(本当にこう言ってます。stupidって) |
ポール |
あー言いにくいなぁ。彼は素敵な犬だよ。でもね、役者としてときに問題が・・。撮影を開始した頃、彼はどういうわけか「アクション」という言葉を「take
off走り去れ」っていう命令をだと思い込んでしまっていたんだ。だから1ヶ月くらいの間、シーンを撮ろうとして「よしカメラ、よーい、アクション!」と号令をかけた途端に駆け出して完全にどっかへ行ってしまうんだ。よって「アクション」の替わりにtractorのような違う言葉に言い換えなきゃならなかったんだよ。 |